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花の都・フィレンツェ
〜ルネッサンスが息づく町〜


◆◆素晴らしい街並を一望◆◆

イタリアの「フィレンツェ」と言うと、誰もが知っている「花の都」である。華やかなルネッサンスの息づくこの町には今でも、数々の素晴らしい歴史的建造物や絵画を見ることができる。
今回は「北イタリアルネッサンス紀行・10日間 」というツアーで、北イタリアだけを10日間にわたりルネッサンスの歴史に浸って頂いた。
まず、この記事を書くにあたり参加していただいた永井真知子様にお礼を申し上げます。 私は通常、お仕事の合間をぬって写真を撮ってこの「モバイル通信」記事を書かせて頂いているが、今回は永井真知子様の素晴らしいお写真を提供していただいている。私の古いデジカメ(笑)ではとても撮る事のできない貴重なお写真をご提供頂き、感謝致します。


▲フィレンツェの旧市街の反対側にある「ミケランジェロ広場」から見たフィレンツェ

上の写真は旧市街の反対側にある「ミケランジェロ広場」から、旧市街を一望したもの。オレンジ色の統一された色の屋根がぎっしりと旧市街を多い、「花の大聖堂」と呼ばれる「ドゥオモ」の大きな丸い屋根、ヴェッキオ宮殿の塔など、このミケランジェロ広場からは町全体が見渡すことができる。
フィレンツェ旧市街の観光では観光バスが入ることができないのですべて徒歩で観光となるが、いざ街の中を歩き回っていてもどんな街並の中を歩いているかはなかなか想像ができない。

▲フィレンツェ名物・ヴェッキオ橋

左の写真は同じく「ミケランジェロ広場」から撮ったヴェッキオ橋。さすが、望遠で撮ると素晴らしい橋が見事に映るようだ。私のデジカメは古くて望遠機能がついていない為、決してこのような写真は撮ることができない!

ヴェッキオとはイタリア語で「古い 」と言う意味がある。その名前のとおり、フェレンツェを流れる「アルノ川」にかかる最古の橋である。
昔はなめし革屋や肉屋が並び異臭が漂っていたそうだが、フェルナンド1世が宮殿近くに市場があるのを嫌がり、宮殿にふさわしい彫金細工店や宝石店にとってかわった。1593年のことであった。
現在でも女性には嬉しい宝石店が並んでいるの是非立寄ってみよう。

右の写真はフィレンツェのバックにミケランジェロ広場でポーズの永井真知子様ご本人様です!
各地で素晴らしいお写真を拝見させていただき羨ましがった私に気さくに貴重な写真をお貸し頂きました。

本当にありがとうございました!!


▲写真を提供してくださった永井真知子様


◆◆必見!!ルネッサンスの宝庫・ウフィッツィ美術館◆◆

▲ウフィッツィ美術館入り口
フィレンツェに来たら、絶対に見逃せないのがここ「ウフィッツィ美術館」である。ルネッサンス美術の宝庫とも言える作品がずらりと展示されている。
「ウフィッツィ」とはイタリア語で「事務所」の意味がある。つまり、ここはかつてメディチ家の事務所(行政局)として使われていたところである。

有名なルネッサンス時代
の絵画が多数展示してあるので、見ごたえは充分。目の前に素晴らしい本物の絵画を目にすれば、言葉を失ってしまう。
ボッティチェリの「春」「ヴィーナスの誕生」、ラファエロの「ヒワの聖母」、シモーネ・マルティーニの「受胎告知」、ミケランジェロの「聖家族」などなど、上げればきりがない。
残念ながら、美術館内での撮影は一切禁止されているので有名な絵画の写真はご紹介することができない。美術館見学が終わったら、最後に売店を通るのでそこで絵画集を購入もできる。
数年前までは、予約しての入場は限られていたこともあり美術館に入場するには、1時間行列を作って入場待ちするのが普通であったが、2年ほど前から予約での入場がかなりスムーズとなってきた。館内入場にあたっては人数制限があるので、予約なしで入場する場合はやはり、入り口前で並ばないと行けない。
今回はグループ予約で入場したので待ち時間なし。 個人で行く場合には充分余裕を持って並ぶ様にしよう。


▲ウフィッツィー美術館内から撮ったヴェッキオ橋

それぞれの作品が展示されている45の部屋内や廊下の展示物や作品の撮影は禁止となっているが、美術館内からヴェッキオ橋が近くに綺麗に見えるところがある。美術館は「コの字型」になっており、ちょうどコの字の曲がり角にあるアルノ川向きの窓から見えるヴェッキオ橋の姿はいかにもフィレンツェらしい。
館内撮影禁止ではあるが、ここの窓からならなんとか外側に向かって写真が撮れることがある。
実はこのヴェッキオ橋は、ウフィッツィー宮とアルノ川左岸にあるピッティー宮を結ぶ通路としてヴァザーリにより建設されたものである。

左の写真はウフィッツィー美術館がちょうど「コの字型」になっている角から撮ったもの。左右に美術館が向かい合わせになっているのが良くわかる。
丸1日見ても見尽くせないほどの美術品の数だが、うまく目標とする展示物を見つけて見学すると良い。有名な絵画の前にはたくさんの人だかりができているが、がんばって鑑賞してみよう。

ツアー参加の場合は、ガイドさんが効率よく有名な絵画をピックアップし日本語で説明してくれるので安心!!

←コの字型の美術館


◆◆街の中心・シニョーリア広場◆◆

▲ダビデ像

▲ネプチューンの噴水
この広場はウフィッツィー美術館のすぐそばにある広場。かつてフィレンツェの人々はこの広場になにかあるごとに集まり、議論を戦わせた場所である。
広場の前には94mの塔を持つヴェッキオ宮殿がある。また、その向かいには「ロッジア・ディ・ランツィ」と呼ばれる彫刻がたくさん置かれた彫刻廊があり、まるで屋外美術館のようだ。
ネプチューンの像の周りにはいつもたくさんの人々で賑わっている。

◆◆花の大聖堂・ドゥオモ◆◆

▲花の大聖堂・ドゥオモ

1296年に建設が始められ、175年間の歳月をかけてできあがったフィレンツェの象徴とも言える「ドゥオモ」である。正式には「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」つまり「花の大聖堂」である。
約3万人が収容できる子の大聖堂はあまりにも大きすぎて、近くからは全体の写真はとても撮ることはできない。巨大なクーポラは下から見上げるとどれだけ大きいのか、検討がつかないほどである。

先にご紹介したミケランジェロ広場からの景色は、この巨大なドゥオモのクーポラを上から見下ろすことができるので比べて頂きたい。

この巨大なクーポラは設計者ブルネスキが14年間の工事期間をかけて完成させたもの。クーポラは、外側からは見えない支柱によって支えられており、内側は2重になっている。素晴らしい建築技術によって完成されたものである。
クーポラは有料
で登ることができる。5,1ユーロ支払い、464段の階段を使って御自分の足で登ることになる。クーポラの入り口にはやはり行列ができていることがあるので、少々待ち時間はあると思うが、この上からはフィレンツェの街のパノラマを楽しむことができる。


▲クーポラ 内部の巨大なフレスコ画「最後の審判」
クーポラは外部だけではなく、内部にも素晴らしいフレスコ画がある。ヴァザーリとその弟子達によって描かれたものであるが、内部から見上げて見ると、その規模には驚かされる。クーポラの中心部に8角形の明るいところが見えるが、この部分がクーポラの頂上である。
よ〜く目を凝らして見ていると小さな人影も見ることができる。
クーポラに登る途中、この素晴らしいフレスコ画を直ぐ近くに見ることもできるので、時間があれば是非登っていただきたいところである。

◆◆天国の扉のある「洗礼堂」◆◆

▲八角形の洗礼堂

▲洗礼堂東側の「天国の扉」
この洗礼堂はドゥオモと同様美しい大理石で作られていて、ドゥオモのまん前にある。11世紀から13世紀に建てられた。
この洗礼堂で特に有名なのが東側の「天国の扉」と呼ばれる扉。この扉はミケランジェロが「天国の扉にふさわしい。」と言った事から名づけられた。
旧約聖書の挿話が10の場面に彫刻されている。
実はこの扉は日本人の寄付によってつくられた「レプリカ」である。本物はドゥオモ博物館に収められている。
いつも観光客で人だかりなので見るだけでも大変だが、扉だけならいつでも見ることができるので、時間をみはからってじっくり見ても良い。
▲旧約聖書の挿話

◆フィレンツェの街並◆

フィレンツェにはご紹介しきれないほどたくさんの博物館や歴史的建造物がたくさんある。1日中歩いてもまだまだ物足りなく感じることであろう。街はタクシーでも移動は可能だがじっくりと歩いてあちこち行ってみたい。まず地図を片手に歩くことをお勧めします。ちょっと路地を間違って入りこむと思ってもいないところに出てしまうこともしばしば。アルノ川やシニョーリ広場を中心に歩くとよりわかりやすい。


▲路地から見たヴェッキオ宮殿

 


文:吉田 新子   ご感想などおよせください。 ShinkoY@aol.com
写真:ツアー参加者・永井真知子様・・・ご協力ありがとうございました!!

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