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テンペラ画家・日賀野兼一先生と行く
イタリア美術紀行 (11

〜アッシジにて〜

◆◆人里離れた隠棲所 エルモ・デレ・カルチェリ◆◆

●●森の中深いところに・・・●●

▲スバジオ山の森の中にあるエルモ・デレ・カルチェリ

▲エルモ・デレ・カルチェリへはタクシーで
アッシジの中心部から約4キロ、標高800mのスバジオ山の森の中にある「エルモ・デレ・カルチェリ」は、かつてフランチェスコが深い祈りを奉げたところである。
もともと岩を削って作られた洞窟のような小さな祈祷所でフランチェスコが祈りを捧げていたところだが、16〜17世紀頃その上に現在の修道院が建てられている。
当時の岩の祈祷所もオリジナルのまま残されており、平和と静寂に包まれたフランチェスコの精神が隅々に染み渡っている。

▲長い小道
タクシーを降り長い小道を歩いていくと途中には小さなフランチェスコの像がある。森の中にひっそりと建っている小僧はフランチェスコの当時の質素な生活ぶりを思わせる。


▲小さなフランチェスコの像
▲小窓が沢山ある回廊と中庭の井戸

●●深い祈りを感じる フランチェスコの洞窟●●

▲狭い階段を降りる

▲祈祷所のサイン

▲狭い洞窟へ
井戸のある回廊から狭い階段を下りて「フランチェスコの洞窟」へと行く。洞窟の入口には「フランチェスコの洞窟」のサインがある。巣窟のの中には当時の壁画も残され小さな祭壇なども置かれている。

▲ベッド横の壁

▲小さな花

▲ベッドは粗末な石の上
当時フランチェスコはこの小さな洞窟の中で深い祈りを捧げ断食をし神との対話に専念していた。右上の写真はフランチェスコが実際にベッドとして使った場所だが石のベッド、石の枕に寝ていたそうだ。現在ではそのベッドの脇に小さなお花が飾られていた。

▲イエスキリストの十字架

▲聖水用の器
フランチェスコの洞窟の出口のところで、お客様が小さな穴を発見した。ガイドさんに聞いてみると、神に追われて悪魔がはまった「悪魔の穴」だそうで、こんな穴にも意味があった。穴の中を覗いてみると建物の下に流れる川が見えた。


▲こんなところに小さな穴が・・・・??

●●3人の修道層の像●●
洞窟を出たところから小さな道を降りていくと3人の僧侶像が建っている。その中のひとり寝転んで空を見上げているのがフランチェスコだ。フランチェスコは鳥や様々な動物と話が出来たと言うが、動物だけではなく空や星にも話し掛けていたという。その様子を現したのがこの寝転んで空を見ているフランチェスコ。

▲修道院から少し下った小道には3人の像

▲寝転んでいるフランチェスコ

●●スバジオ山から見たアッシジの景色●●
タクシーで街へと降りていく途中、2箇所ほど見晴らしの良いところで止めてもらった。そこからみるアッシジの中心部は小さく見えサンフランチェスコ教会も見えた。アッシジの中心部から人里はなれたこの「エルモ・デレ・カルチェリ」。今ではタクシーで登ってくることができるが、当時フランチェスコは歩いて人里は慣れたこの地までやって来たに違いない。サンフランチェスコ教会以上に深い祈りの感じる場所だった。

▲雑木林の下に見えるアッシジ

▲小さく見えたサンフランチェスコ教会

●●ジャンフランコ神父とガイドさん●●

▲ジャンフランコ神父と皆で

▲ガイドのイザベラさん
タクシーで街へ降りようとしていた時、修道院に4人しかいないという神父さまのひとりジャンフランコ神父とちょうど顔を合わせた。街へ降りると言うので私達のタクシーに乗っていただいた。その前に皆でいつもの記念写真! 光を放つ制服を着ているのは警察官のおじさん。右上の写真はアッシジを案内してくれたママさんガイドのイザベラさん。やっぱりイタリア人は皆フレンドリー!!

文・写真:吉田 新子   ご感想などおよせください。 ShinkoY@aol.com

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