旅慣れた方もそうでない方も出発前にちょっと目を通してみてください。
ツアー前にお客様によくご質問いただくことや準備しておくと便利なものなど
細々したことですがまとめてみました。


◆パスポートについて◆
海外旅行と国内旅行の大きな違いは「パスポート」を持っていくことです。
パスポートの管理はツアーであろうと個人旅行であろうとご自身で管理していただくことになります。最近では日本国内でもうかうかしていられない時代です。海外では充分気をつけなければいけません。
もし、海外でパスポートがなくなったら現地の日本大使館や領事館に出向き、かなり面倒な手続きをして「パスポートの再発行」または「帰国証明書」を出してもらわないと身動きが取れなくなってしまいます。
すり、置き引き、ひったくり・・・色んな場合を考えてパスポートは肌身離さず持ち歩くのが一番の対策でしょう。
特にツアーでの移動中は気をつけたいものです。旅行グッズ専門店やバッグ屋さんに行くと首からぶらさげるタイプ、腹巻タイプなど色々販売してあります。
旅行前に購入しておくと安心です。
また、パスポートのコピーも必ず取っておきましょう。

◆手荷物のバッグについて◆
ツアコンは仕事上、色んな小道具が常に必要でバッグ選びには慎重です。
ツアコンだけでなくお客様方にも参考になるかとおもいますので、いくつか条件をあげてみましょう。
・肩から斜めがけにできるもの。
・肩にかかるベルトは負担が来ないような素材、太さであること。
・中にたくさんポケットがあってわかりやすく分別できるもの。
・バッグの素材がしっかりしたもの。
・あまり大きすぎず収納力のあるもの。
・できたら財布などチェーンで繋げるもの。
・必ずファスナーで閉じる型もの。
←私のバッグ
私のお仕事用バッグですが、お財布を取り出してもチェーンでバッグと繋がっているので安心です。素材は防水加工のしてあるしっかりとした素材で軽量、ショルダーのベルトも太いものなので肩への負担が減ります。内ポケットはペン入れなど細々とポケットがあり非常に重宝しているバッグです。
←ショルダーバッグとお揃いのバッグです。
ショルダーバッグだけでは全部収納は難しいですが、もう一つ何でも入るバッグがあると便利です。ツアコンは書類などたくさんのものを持って歩かなければいけませんが、飛行機の中でちょっと利用するものなど入れておくと便利です。また、ロストバゲージに備えて1〜2泊分の身の回りのものも入れておきましょう。
どちらもファスナー式でしっかりと閉じることができるのが安心です。

※ロストバゲージに備えて
出発する空港で預けたスーツケースが到着地の空港で出て来ないことを「ロストバゲージ」と言います。そんなことは他人事とは思わないで下さい。
ツアコンは誰もが到着地の空港で「無事、スーツケースが出てきますように!」と祈る気持ちです。
それはめったに無いことではないからです。
ロストバゲージに遭遇する可能性を考えて、スーツケース無しでもなんとかなるように1〜2泊分の簡単な身の回りのものを手荷物にすることをお勧めします。

私の場合、
仕事に必要なもの以外に簡単なお化粧品、眼鏡(普段はコンタクト)、洗面道具、パソコンなど最低限必要なものを手荷物にしています。お客様だけではなくツアコン自身もロストバゲージに遭遇することもあります。

ロストバゲージの場合空港で手続きをして、見つかり次第ホテルまで届けてくれることになっています。多くの乗客とその荷物を扱っている航空会社の手落ちなのですが、「万が一の準備」と「ロストバゲージ」も起こりうると言う知識をもって出発に備えて手荷物の準備をしましょう。


◆手荷物として飛行機に持ち込めないもの◆
手荷物検査は空港ではX線での検査で持込ができないものはすぐにわかってしまいます。
ナイフ類、はさみ類などは当然のことですが、ハイジャック防止のため厳しく持ち込みが禁止されています。小さなアーミーナイフは旅行に便利ですが必ずスーツケースの中に入れましょう。また、爪きりや女性の小さな化粧用眉切りはさみなども同様です。
うっかり手荷物にしてしまうと、日本では親切に「到着地の空港でお渡しします」と言ってくれますが、海外ではほとんどの場合ごみ箱行きになってしまいます。
最近では機内食のナイフはプラスチック製に変えられているくらいハイジャック防止策をとっているので当然のことなのです。
また、複数のライーターも持ち込みはできません。

◆スーツケースについて◆
行き先・旅の日数によってスーツケースの大きさも変わってきますが、大きなものも小さ目のものも飛行機に預けるのであれば、必ずカギのあるものを選んで下さい。
8〜10日以上の旅ではハードタイプの大きなスーツケースが一般的ですが、その場合はスーツケース用ベルトをつけると安心です。
一端飛行機に預けた荷物は、私たちの見てないところでバンバン投げられて運搬されていると思ってよいでしょう。空港の係員は相当数の荷物を扱っているわけですから、一個一個丁寧に扱うことは不可能です。スーツケースに傷がついたりするのは当然のことと言えるでしょう。
ベルトにまつわる話ですが、私もベルト1本で危うく難を免れたことがあります。到着地の空港でスーツケースを受け取った時、カギを掛けていたにも関わらず壊れて開いてしまっていたのです。しかしベルトのお陰でなんとか開いたスーツケースの中身はばらばらにならずにすみました。勿論、航空会社に「ダメージ」の手続きをして修理代は出してもらいました。
←私のカギ付きのスフとケースとハードケース。

スーツ ケースはレンタルすることも出来ますが、よく角がへこんでしまうことが多いようです。レンタルの場合、回数をこなしていると思われますので新品と違い少し劣化しているのでしょう。到着地でへこんででて来た場合は勿論、航空会社での手続きをすればレンタル業者との間で処理をしてくれますので、心配は無用です。
自前のスーツケースでも劣化は同じことが言えます。何らかの形で壊れて飛行機から出てくることがありますが、普通は「修理代」を負担してもらうことができます。
できるだけ壊れにくいものを選ぶのがよいと思います。

(注)場合によっては修理代が出ないこともあります。

■アメリカのテロ以降、アメリカ方面へは鍵をかけないでスーツケースを預けることになっています。

◆スーツケースに入れてはいけないもの◆
貴重品、壊れ物などは決してスーツケースに入れてはいけません。
貴重品とはパスポート、現金、高価な品物などです。
壊れ物とはビン類や壊れやすい電子機器(パソコン)などです。
到着地の空港でスーツケースに入れてはいけないものに何らかの損害があっても誰も保証はしてくれませんので、気をつけましょう。

◆クレジットカードについて◆
クレジットカードは今や誰もが持っている時代になりました。たまに「現金主義 」という方もいらっしゃいますが、クレジットカードのメリットについて少し説明しましょう。
海外ではクレジットカードが身分証明の役目を果すことがあります。
ホテルによってはチェックイン時や電話回線を繋ぐのに前金を取るシステムのところが少なくありません。(格の高いホテルほどそう言うところが多いのです。)
現金で前金を払うのも悪くはありませんが、クレジットカードの提示だけで前金の代わりとなります。チェックアウト時に何も支払いがなければ現金を動かすことなく面倒なやり取りがなくなるのです。
(添乗員付きのツアーでは、添乗員がお客様の代理として添乗員自身のクレジットカードを提示して代行することもたまにあります。)

ご自身でショッピングなどされる時も非常に便利になってきます。
両替手数料を払うこともなくカードでお買い物をして、後日日本円にして請求が来るシステムになっています。(カード会社によってレートの違いは多少あるようです。)
万が一紛失した場合は、その旨カード会社に連絡することができカード被害を防ぐこともできます。海外からでも日本語で答えてくれるフリーダイヤルなどがある場合が多いので念のため調べておくと便利です。

ゴールドカード以上のカードをお持ちの方は、海外旅行保険の変わりにもなります。
何らかの被害にあったり、病気になったりして出費があれば所定の証明書でカード会社が払い戻してくれます。(現金の盗難などは除きます。)

◆海外旅行保険について◆
海外旅行に行って病気になったり事故に遭ったりすると思わぬ出費になります。
そう言うときには海外旅行保険があって良かったということになるわけです。
事故や病気以外にも、ホテルのバスタブの水をあふれさせてホテルに弁償金を払うことになったりしたときも保険でカバーできます。(その際は所定の証明書などが必要です。)
加入する保険の詳細は予め詳しい内容を確かめておくと心強いでしょう。
出発間際に空港でも加入は可能です。

◆両替について◆
旅行前に「いくら両替をしたら良いでしょうか」と言う質問を良くお受けします。
一般的には現地通過でしか使えないものは、細々とした葉書や飲み物、タクシー代、枕チップ、一般のブティックなどではクレジットカード、または現地通貨というところが多いです。
ツアーではご案内する免税店などは日本円も使うことが出来ます。
行き先によって微妙に違ってきますが、一般的な通貨は外貨を扱っている銀行、空港などで事前の両替も可能です。
現地で両替をした方がお得な場合と、現地で両替するとレートが悪い場合と色々あります。
現地で両替ができ尚且つ現地での両替率が比較的良い場合は、日本での両替は最低限にするほうが良いでしょう。

意外と重宝するのが千円札です。
現地で両替する時にはお札でしか両替ができません。
あと少しだけ両替したいと言う時、1万円札で数千円分だけの両替は不可能なのです。
そう言うときに助かるのが千円札と言うことになります。
また、現地の空港では両替をすることなく日本円のお札を使うことができます。
そう言う時にも1万円札で支払うとおつりは現地通貨になってします。

残った現地通過は再両替しても手数料を引かれ随分目減りしますので、なるべく現地通過は使い切ったほうが良いでしょう。マイナーな通貨であれば再両替が出来ない場合もあります。

両替については失敗しないよう工夫しましょう。
添乗員つきのツアーであれば、詳しい現地事情を予め聞いておくと良いでしょう。


◆常備薬◆
いつも飲んでいるお薬は勿論、簡単な風邪薬や解熱剤や胃薬など持っていくことをお勧めいたします。旅行で体調を崩すことは珍しくありません。「ちょっと風邪気味になった」「下痢ぎみなってしまった」ということは良くあることです。
そんな時現地では医者の処方箋がないとお薬をもらうことができません。日本人向けにできていない現地の薬ではなかなかしっくりいかないことも多いのです。
病院にわざわざかかるほどでもない時の為に準備しておくと安心です。

◆電気器具◆
女性の方はヘアードライヤーなど持参されることがありますが、必ず現地対応のボルト数対応であるものを準備しましょう。ヨーロッパなどは220〜240V、日本では110V。日本の普通の電気器具をそのまま使うと一瞬にして壊れてしまいます。
電圧、コンセントの形も確認しておきアダプターを準備しておきましょう。

世界の電圧・コンセント一覧(ファミネットより)

◆洗面道具について◆
アジアやオセアニア、アメリカ、カナダでは歯ブラシセットがあるのが普通ですが、ヨーロッパでは歯ブラシセットが置いてないところがほとんどです。これはヨーロッパの考え方の違いからでしょうが・・・フロントに言うと出してくれるところもありますが、無いことも多いのです。
ヨーロッパへお出かけの際には歯ブラシセットを忘れずに準備しておきましょう。
シャンプー類はどこもおいてありますが、私は必ず自分が使い慣れているシャンプー・リンスを持って行きます。しっくり髪質にあわないものだったりすると1日中不快な思いをするのが嫌ですから。男性はあまり気にならないことかもしれませんが、女性は気になるようでしたら旅行用に小さいものを持って行くことをお勧めします。