◆シベリア大陸横断編(4)◆


オランダからロシアを越えて中央アジアへと列車が進むと、列車から見る風景も随分と変わってきます。一番興味深かったのは「人」です。
列車が停車する駅では許可のあるところでしか下車ができませんでしたが、人々の顔だちがだんだんと変わっていくのです。
白人系の顔つきから、少しづつアジア人に近い顔つきになっていくのです。 その顔立ちは、「ヨーロッパとアジアの中間」といった感じでした。

普通のツアーではヨーロッパだけ、アジアだけとひとつの地域に行くことが多いのですが、列車で少しづつヨーロッパからアジアへと大陸を移動すると、歴史の偉大さを感じることが出来ます。

アジアの文化が東から西へと移っていき、またヨーロッパの文化が西から東へと移っていった歴史とともに人々が歴史と同時に動いていった証しが、現在の人々の顔立ちに繁栄されていることを実感できました。

中央アジアはまさにその文化の移動の交じり合った地点であり、人々の顔立ちもエキゾチックな顔立ち。目の色がブルーで顔立ちはアジア人に近かったり・・・
とても不思議な感じがしました。

私はデジカメを持って人々の写真を撮っていると、次々と回りの人たちが集まってくる。デジカメで撮った写真を見せると皆大興奮!! カメラは知っているようだが、すぐに再生して自分達の顔が見れることがとても珍しかったようだ。

自分の写った写真を見て、そばにいた知り合いまで次々と 連れて来る。何度も何度も自分達の写真を見て大満足そうであった。
でも、「この写真を下さい」と言う身振り手振りの人たちにその写真を渡せないと伝えるのは結構至難の業。「こんな時にはポラロイドカメラが一番だなあ」と思った。


この人たちの屈託の無い笑顔はとても印象的であった。

つづく

<<戻る