◆素っ裸で廊下へ出てしまった訳◆


ギリシャのアテネから船に乗って朝から夕方までエーゲ海クルーズというものがあります。
アテネに行ったらお決まりのクルージングで、
それぞれのグループのツアコンはこの日はのんびりとできる日なのです。
大きな船に乗ったらお客様も船内で自由に過ごされるし、
数回降りる島でも自由に過ごして頂く。
勿論、乗船時に丁寧な説明をしていますし、忙しく船内を走り回ることは少ないのです。

そんな1日は船内では自然とツアコン同士同じ場所に集まってくる。
新人のツアコンさんは比較的経験のあるツアコンを見つけては、色々と情報を聞けるチャンスでもある。また、ツアコン同士もいつもの情報交換、おしゃべりの場となるわけです。

そんなクルージングの船で知り合ったベテランツアコンE子さんの話しです。

あるホテルで部屋にいたE子さんに電話が入ったそうです。
それは、
「素っ裸で廊下に人が・・・・」
と言うものでした。
E子さんは慌ててそのフロアーに行ってみると、なんとE子さんの男性のお客様が素っ裸で廊下にうずくまっていたそうです。
E子さんはすぐにフロントからスペアキーをもらってその男性の部屋に入れてあげたそうですが・・・

後で事情を聞いてみると、
その男性はホテルでお風呂に入った後は毎日素っ裸で部屋に行っていたそうです。
一人参加だったので、他人がいるわけでもないの堂々と素っ裸でもくつろげると言うわけです。
しかし、ヨーロッパツアーではホテルを移動することが多く、
今日のホテルの部屋ではバスルームの右側が部屋、翌日は左側が部屋と当然部屋の配置も違ってきます。
その日男性のお客様はいつものようにお風呂に入った後、方向感覚が一瞬わからなくなり、
部屋の方向と廊下の方向を間違えてしまったのです。

ドアを開けて部屋だと思ったところは不幸にも廊下だったわけです。
部屋に戻ろうにもオートロック。
素っ裸では身動きが取れず、廊下の隅にうずくまる他なかったのです。

海外旅行では移動も多くなりますが、
くれぐれもホテルの部屋の位置だけは忘れないようにしましょう!!
この男性のお客様のケースとはちょっと違いますが、方向感覚を無くすことはよくあることです。
ちなみに私も移動が多いツアーで、夜中に目を覚ましてトイレに行こうと思っても一瞬方向感覚が無くなる時があります。
真っ暗な部屋で自分のスーツケースにつまずいて転んだことも何回もあります。
対策としては「寝る前にバスルームの電気だけはつけて寝る」という方法で、すぐに位置が把握できるようにしています。

笑い話のようですが、旅行中はいつもより疲れたりしますので、そういった対策もお勧めします!!


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